コート・デュ・ローヌ地方南部ヴァケラス村を本拠地にするエドモンド・ビュルルさん…少し前なら見向きもされなかった彼のワインは、今やローヌでも人気銘柄のひとつに挙げられる様になりました。そのきっかけは“ノンフィルター(無ろ過)”で送り出されるワインにありました。“出来たそののままの風味”を持ったワインは、風味調整されたワインに飽き足らないワインファンに徐々に広がったのです。彼は地元でも大変頑固親父?として有名ですが、初志貫徹、思い描いたスタイルを貫き通して造られるワインには1本筋が通ったワイン本来の姿を見ることが出来ます。その頑固ぶりを示す実話ですが、ビュルルさんは造ったワインが気に入らないとなると商売気抜きで全部捨ててしまい、ズ~ッと欠品状態が続いても『無い…』の返事だけで何回も慌てさせられた経験がありました。また、彼はこれだけ売れる様になっても増産する事など全く眼中に無く、ワイン造りの大半を子息との2人でしているため、たいていのワインは年間を通しての販売は難しくなってしまいます。その頑固なワインに惚れ込むビュルルファンが毎年確実に増えています。"オリ"についてローヌの4ッ星生産者エドモンド・ビュルル氏醸造の(1)コート・デュ・ローヌ(2)ジゴンダス(3)ヴァケラス(4)V.d.P.プランシポテ・ドランジェの4アイテムは、清澄も濾過もしない全く自然のままのスタイルで出荷されるワインです。 従ってワイン中に大量の“オリ”が発生しています。いっさい害のないワインの副産物ですが、もし気になる様でしたら瓶を3~10日立てた状態で保存をお願い致します。 オリはゆっくり瓶底に落ちて溜まります。 お召し上がり時は、オリを再び舞い上がらせない様に瓶を揺すらず、ゆっくりと開栓して下さい。
"Gigondas"と"Vacqueyras"について: ジゴンダスとヴァケラスは、北部ローヌ地方と南部ローヌ地方の間に広がる地域に隣接する2つの村で、特にヴァケラスは1989年までは原産地呼称の名称をラベルに記する事が法的に許されていませんでした。 それ以前は「コート・デュ・ローヌ」としての地方名AOC呼称をラベルに名乗っているに過ぎなかったのですが、1990年からはそれぞれ単一の名称(村名)でワインを販売する事が許されるようになりました。これらジゴンダスとヴァケラスでは半分以上がグルナッシュ種とシラー種、ムルヴェード種による赤ワインが造られ、このビュルルさんに至っては、100%グルナッシュ種という、いつもながらのこだわったワインになっています。