ドイツ・ラインガウ(Rheingau)の地域の中で、比較的無名な村ハルガルテン(Hallgarten)で、わずか1.5haの畑を所有するプリンツ家は、*V.D.Pにも所属し、いま極めて注目される生産者の1人です。30代半ばのプリンツさんは、自分の醸造所だけでなく、ラインガウ国立ワイン醸造所の醸造管理者でもあります。彼自身が住んでいるアパートの地下の一室で造り出されるほんのわずかのワインの味は、明らかにラインガウ国立ワイン醸造所のワインをはるかに上まわり、多くのドイツワインファンを驚かせています。
ただ残念なのはあまりにも量がすくないこと。プリンツさんのワインは全てにおいて希少な液体なのです。「よいワインを造ろう、ハルガルテンの良さを知ってもらおう…」との想いから、情熱的に造りあげてきたプリンツさんの試みは今まさに華開いているのです。スチュワート・ピゴット著「Wine Atlas of Germany」、ゴーミヨ(Gault-Millau)誌の「ドイツワインガイド」、ヒュー・ジョンソン著「ポケットワインブック」最新版などで彼のワインの素晴らしさが語られているのをみても、彼の造り出すほんの僅かなワインが、新しいラインガウのワインとして世界中で高い評価を受けていることが理解できるでしょう。
* V.D.P.(ドイツ高級ワイン生産者組合): この組合に入会が認められる為には数多くの厳しい基準を達成し、更に推薦をも必要とします。 その為、このマークの入ったドイツワインは、ワインに関する厳しい基準、モラルなどをパスしたワインとして絶大な信頼を得ています。