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世界一美しいぶどう畑と絶賛されるオーガニックワイナリー

ワイナリー
ワイナリー創始者のジョゼッペ・モンタナーロはイタリア南部で実業家として成功して得た富を元に、1994年プーリアの土地に家族とともにオーガニックワイン造りを始めた。畑の面積は今や110haを超え、イタリアで最も広い面積の畑を持つオーガニックワイナリーの一つ。

ブドウ畑は、イタリア半島のかかとの付け根の内側にある街ターラント(Taranto)から北20kmほどのクリスピーナ(Crispina)近くの台地にある。海抜250m、日照時間が多く、海風が塩を運んでくる気候風土の、鉄分の多い赤土の土壌。近くには旧石器時代の墳墓アッチェッタ(Accetta)や、古代ギリシャのブドウの種やアンフォラが出土するなど、長い歴史と文化を身近にみることができる。

当初から自然への敬意を払い、持続可能な健康なオーガニックブドウ栽培に取り組んでいる。例として、ピアチェンツァ大学と共同開発した人工知能による点滴灌漑システムにより、寄生虫の発生や菌による感染を予防している。

畑は著名な造園設計士フェルナンド カルンチョの作品。地下深くながれる水脈に沿って植えられているブドウの樹々の列が、波のような曲線とリズムを描きながら約3kmにもわたって広がり、まるで緑の波が続く庭園のような素晴らしい景観を生み出している。畑の中には樹齢何百年もの古代オリーブの木が1500本以上も点在しており、ブドウとオリーブが組み合わさったこの景観は自然と人間の営みが調和した「庭園のような農園」として絶賛され、ニューヨークタイムス紙の選ぶ「世界で最も美しい庭園」にワイナリーとして唯一選ばれた。世界中から観光客が訪れ後を絶たない。

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