ディ・ジョヴァンナの歴史は1860年にさかのぼります。1985年よりアウレリオ ディ・ジョヴァンナ(AurelioDi Giovanna)はドイツ人の妻バルバラ(Barbara)と共にミクロクリマ、品種、テロワールを徹底調査し、新たな品種の栽培とワインの醸造を試みてきました。
ジェルビーノ(Gervino(12ha))、パラディソ(Paradiso(20ha))、ミッチーナ(Miccina)の3つの畑が標高350-450mのコンテッサ エンテッリーナ村(Contessa Entellina)に、さらにサンブーカ ディ シチリア(Sambuca di Sicilia)の標高700-800mには2つの畑サン ジャコモ(San Giacomo(4ha))、フィウミネロ(Fiuminello(11ha))が広がっています。凝灰岩、石灰岩、粘土が混ざり合う畑に、シチリア固有のぶどうならびに世界的に広く使われているぶどう(Merlot、Cabernet Sauvignon、Chardonnay、Sauvignon Blanc、Grecanico、Inzolia、Catarratto、Viognier、Nero d'Avola)など多種のぶどうを栽培しています。
現在は二人の息子グンター(Gunther)とクラウス(Klaus)兄弟がすべての生産の責任を担い、厳格なオーガニックのガイドラインに基づき(Organ-Control:Suolo e Salute S.R.L.による認証)ぶどうを栽培し選りすぐりの果実を醸造所まで丁寧に運びます。彼らのワイナリーは自然公園Monte Genuardoに調和するように建てられ、最新設備を備え、徹底した温度管理の下でワインが造られています。フランス・ボルドーで有名な醸造コンサルタントであるドゥニ・デュブルデュー(Denis Dubourdieu)氏と共に新しい醸造方式に取り組み、最近では各国の品評会で高評価を得ています。イタリアらしく自然な地中海のワインをお楽しみください。